気性の悪さがレースに影響する

2011.06.06

ときどき尻尾に布をつけている馬がいるが、これはその馬が「後ろ足で蹴るクセがある」ことを意味している。こういう馬は気の悪さが災いして、レースに影響を与えることが多い。

他馬と集団になって走っているうちはいいが、1頭になると空を使って手を抜いて走ったり、ひどい場合には逸走してコースから外れる場合もある。例えば、2011年の皐月賞を勝ったオルフェーブルの父であるステイゴールドは、この気の悪さでは折り紙つきだった。

育成牧場でも同馬のあまりの気の悪さに手を焼いていて、「とにかく、どんな形でもいいので競走馬にして欲しい」という触れ込みで入厩して来た馬だったそうだ。立つ、蹴る、噛むの悪さの連発で、騎手が乗るときに回し蹴りが飛んでくることもあったという。

そんな状態なので、デビュー3戦目で初めて走ったダートでは、第4コーナーで右に曲がるところを左に一回転して止まって競走中止になったこともあった。また、2001年の天皇賞(秋)では、騎乗した武豊騎手が直線を向いたときに「勝った!」と思ったところ、左にもたれる悪癖が顔を出して内ラチにべったり張り付いてしまい、7着に敗れている。

この左にもたれる癖を矯正するために、ステイゴールドは次のジャパンカップで片側だけブリンカーをつけている。このブリンカーをつけている馬は、レースに集中できないなど気性に何らかの問題がある場合が多い。なお、ブリンカーはつけ続けると効果が薄れいくものらしい。馬券としては、初めてブリンカーをつけたときが狙い目である。

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