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ひづめの形と走法による道悪の巧拙
2011.06.07馬の道悪の巧拙を見極める方法はいくつかあるが、そのひとつにひづめの形で判断するというものがある。馬のひづめは大きさや深さがそれぞれ違い、良馬場ではそれほど違いはないが、道悪の芝では大きく影響する。
一般的に、ひづめが大きくて底が浅い馬は道悪が下手だと言われる。過去にはスギノハヤカゼがこのタイプのひづめだった。同馬のそれは、お皿をひっくり返したような形で、上滑りするような馬場をとくに苦手にしていることで有名だった。1998年の高松宮記念では、同馬に初GIの期待が寄せられたが、突然レースの前に雨が降り出し、11着と惨敗している。
逆に、道悪を苦にしないひづめは、小さくて底が深いものだと言われる。馬場への足がかりが良いためだろう。
実際には、人間と同じように馬の体も千差万別なので、ひづめの見た目だけで道悪の上手い下手が100%わかるわけではない。あくまで、ひとつの指標にとどめたい。
それよりは、ストライドの大きい、いわゆる跳びのきれいな馬なのか、ひづめをターフに叩きつけるようなピッチ走法なのかを各馬について認識しておくほうが重要である。また、前足の掻きこむ力が強いのに、トモの力が弱い馬、またはその逆の馬は、前足と後ろ足の走りのバランスが悪いので、道悪下手なことが多い。
血統によって道悪の巧拙があることは、つとに知られているが、一般的にヨーロッパ血統の馬のほうが道悪は上手い。ダンシングブレーブ産駒のレオリュウホウや、オペラハウス産駒のテイエムオペラオーなどがいい例であろう。






