天候によって予想は変わる

2011.04.12

ときどき、競馬開催日に予期しない大雨に見舞われることがある。そんなとき、馬場はみるみる悪化し、ダートも芝も水が浮いた状態になる。

こんなとき、予想を再検討する必要があるのは、ダートよりも芝のほうである。雨が降ればダートは通常時計が速くなるので、もともと速く走れる馬を選んでいるのだから、変える必要がない。ところが、芝の場合は時計がかかるようになるので、必ずしも足の速い馬が勝つとは限らなくなるからだ。道悪の巧拙を考慮して、予想を考え直さなければならない。

シンコウフォレストが、1998年の高松宮記念を制したときがそんな感じだった。

この日は昼過ぎから急に雨が降り始め、中京競馬場の芝は良から稍重へと状態が変化した。この時期の中京競馬場はもともと時計がかかる傾向があるが、その傾向に拍車がかかったのは誰の目にも明らかだった。

シンコウフォレストはほどよく時計のかかる馬場が得意な馬だった。同馬にとっては、まさに恵みの雨だったと言える。逆に、この雨のせいでまったく力を出せなかったのがスギノハヤカゼだ。この馬は中京競馬場は大得意で、このときも初GIの期待が高かった。しかし、重馬場が苦手という弱点をさらけ出し、見せ場もなく馬群に沈んでしまったのである。

このとき、私は軸馬を他の馬から迷わずシンコウフォレストに変え、相手にはダート重賞の勝ち星があったワシントンカラーを選んだ。芝の道悪競馬では、ダートに実績のある馬を選ぶのが私の流儀である。

結局、この変更がうまくいき、馬券をとることができた。天気と馬場状態を考慮した予想が出来るよう、日頃から準備しておこう。

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