東京競馬場2000メートル

2011.05.27

2011年の皐月賞は、東日本大震災の影響により23年ぶりに東京競馬場で行われることになった。この東京競馬場の2,000メートルコースは、「魔の府中の2,000メートル」と呼ばれ、いわくの多いコースである。

同コースのスタート地点は、第2コーナー付近からの引き込み線にある。よって、コーナーまでの直線が短く、有利な位置を取ろうとする馬たちでコーナ付近がごちゃつくことが多い。実際、同コースを使って行われるGI天皇賞(秋)では、ここで騎手が手綱を引くシーンが多く見られる。古くは、武豊騎手騎乗のメジロマックイーンが外枠から同コーナーに急角度に切れ込み、全馬に影響を与えたということで1着入線ながら18着降着になっている。現在のコースは改修され、このときよりも改善はされているが、同様の傾向があることは変わっていない。

かつては春秋の天皇賞が3,200メートルに設定されていたように、競走馬はステイヤーとしての資質が重視されていた。しかし、世界的な趨勢もあり、現代ではマイル~2,000メートルでの能力が重視される傾向にある。そういう意味で、天皇賞(秋)が行われるこの東京2000メートルは非常に重要なコースだ。

2007年の天皇賞(秋)に出走したアドマイヤムーンは、シェイク・モハメド殿下率いるダーレー・グループへ売却されるにあたり、種牡馬としての価値を高めるため、同距離のGI勝ちを強く望んでいたと言われる(結果は6着)。

それだけ重要なコースであり、今後、さらに公平なレースが行われるようコースが改修されることが望まれる。また、予想にあたっては、枠順の有利不利があることを念頭において臨みたい。

関連記事

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ