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着順に惑わされるな
2011.04.14たとえば、前3走の成績が以下のような2頭がいたら、あなたはどっちの馬が勝つと思うだろうか。
A馬 13着、13着、15着
B馬 1着、1着、4着
これだけを見て判断すれば、10人中10人がB馬を選択するに違いない。「近走の着順を比較するだけで、どっちが勝つかなんてナンセンスだ」という声が聞こえてきそうだが、まさにその通りだと私も思う。しかし、実際に着順だけで予想をする人が、想像以上に多いというのが現実なのだ。
2000年のダイヤモンドステークスの人気は、まさにそのいい例だ。ちなみに、A馬とは7番人気で勝ったユーセイトップランで、B馬は1番人気で4着に敗れたタヤスメドウである。
このレースはユーセイトップランに騎乗した後藤騎手が、あまり見たことがない東京競馬場の第3コーナーからの華麗な捲くりを決めたレースで、記憶している方も多いと思う。
同馬の前3走は、天皇賞(秋)、有馬記念、日経新春杯で、いわゆる一線級がそろうレースを使われている。対してタヤスメドウは、900万(現1000万)、900万、1600万クラスと下級条件ばかりだ。
昇級緒戦の馬が即通用することも珍しくはないので、タヤスメドウが1番人気になることがおかしいとは思わない。私がおかしいと思ったのは、ユーセイトップランが7番人気にしか評価されなかったことだ。これまで着順が悪かったのは、相手が強かったからなのだから、相手が一気に弱くなったこのGIIIなら、十分勝負になると判断してしかるべきだと思うからだ。
出馬表に並ぶ着順に惑わされることがないよう、その着順の中身までしっかり考えて予想したい。






