連闘と厩舎の思惑

2011.06.23

2週続けてレースを使われることを連闘というが、これには2つのタイプがある。ひとつは、前走のレースが厩舎サイドからみると不本意な内容で、幸い馬にもダメージが少ないので続けて出走するパターン。もうひとつは、最初から予定の連闘というパターンである。

馬券の買い目にぜひ加えたいのは、後者のタイプである。とくに、中間も長めを追って時計を出してきたような場合には絶対である。連闘の場合は、前走の疲れを考慮して、中間は追い切りをせずに軽めの調教で出てくることが一般的である。ところが、たまに強い追い切りをかけて出てくる馬がおり、こういう馬はそれだけ無理をさせても出走させたい何らかの思惑が厩舎サイドにあるわけだ。馬券を買う側としても、この意気込みに乗らない手はない。

なぜそのような連闘に挑むのか理由はさまざまだろうが、もっとも多いのは太めの解消だろう。とくに冬場は汗をかきにくいので、太りやすい馬はなかなか理想の馬体重で出走することが難しい。それを連闘使いをすることで調整するわけだ。

逆に、夏場はあまりこのタイプの連闘使いは良くないようだ。やはり暑いために、馬体重は思った通りに減っても、体力の消耗が著しいためだろう。

太め以外にも、連闘のほうが走るというタイプの馬は、積極的に連闘使いをされることがある。かつて、1000万条件を走っていたワイヤーカットは、生涯に9回も連闘使いをされている。うち、3回で2着以内に好走しており、厩舎サイドの意図は正しかったと言えるだろう。

その連闘にはどういう意味があるのか正鵠を得れば、予想に役立てることもできるのだ。

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