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逃げ馬にもいろいろなタイプがある
2011.07.05逃げ・先行・差し・追い込みと大別して4つの脚質に分類したとき、いちばん信頼して見ていられるのは逃げ馬ではないかと思う。もちろん、逃げ馬にもいろんなタイプがあり、レースに同型馬が出てくれば展開の不利は否めず、無理な決めつけだと思うが、相対的にそう思うのが正直な感想だ。
まず、逃げ馬は前が壁になったり、馬群につつまれるなどの不利を受けない。追い込み馬のように、スローペースにはまって脚を余すといったこともない。自分の走る能力をフルに発揮して、それでダメならそれまでという潔さがある。仮に負けても、馬券を買っているこっちが納得できないケースは少ない気がする。
2011年のGII読売マイラーズカップを7番人気で勝ったシルポートは、じつにクレバーな逃げを打った。同馬は上がりの3ハロンはせいぜい34秒台の脚しか使えず、瞬発力勝負になっては勝ち目がない。そこで、直線に向く前に加速し、道中で後続に脚を使わせて見事逃げ切ってしまった。騎乗した小牧太騎手のファインプレーだ。
同馬のように、レースのペースを支配して勝つ逃げ馬に対し、とにかくスピード能力に任せて走る逃げ馬も多い。中でも、1998年の宝塚記念を勝ったサイレンススズカは語り継がれるべき逃げ馬だろう。
武豊騎手は同馬を「逃げて、差せる馬」と評した。2,000メートルのレースで、前半1,000メートルを58秒で飛ばすと、後半60秒以上かかるのが普通だが、同馬は59秒台で走ることができた。
逃げ馬を狙うときには、その馬がどういったタイプの逃げ馬なのかはぜひ確認したい。






