JRAが発表する馬場状態を鵜呑みにしない

2011.06.15

競馬は、レースに出走している競走馬がゴールに入る順番を当てるギャンブルである。言いかえれば、速く走れる馬を上位から選ぶことであり、足が速いことは、すなわち競走馬として優秀ということになる。

では、その競走馬として優秀な馬が必ずレースで勝つかというと、そうでないのは皆様ご存知の通りだ。レースは、ペースや展開、ちょっとしたアクシデントなど、さまざまな要素が絡まりあって成り立っているからだ。

その中でも、とくに影響が大きいものは天候などによる馬場状態の変化だろう。開幕週のターフはきれいな黄緑色で、例えるなら立派な陸上競技場のタータンで出来たトラックのようなものだ。しかし、開催最終週や不良馬場になると、極端な場合には田んぼの深みにアスリートが足をとられながら走るような状態になり、本来のスピード能力とは違う要素でレースの結果が決定されていく。

こうした状態は、多くの競馬関係者には敬遠したい事態かもしれないが、荒れるレースが好きな穴党にはむしろ歓迎である。

馬券の妙味で言うと、もっとも望ましいのは、良馬場発表なのにもかかわらず、前日までの雨などで時計がかかる状態の馬場である。普段は足が遅くて出番がない馬、つまり人気がない馬でも、こういう馬場では勝負になるからだ。

多くの競馬ファンは、良馬場の発表を額面通りに受け取って予想をするので、普段は人気薄だけど道悪はめっぽう得意といった馬が見逃されがちになる。この人気の盲点をつくわけだ。当日、予想する前には必ず前のレースの時計を確認し、馬場状態を調べるようにしたい。

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