休み明けの考え方

2011.04.01

休み明けの馬の取捨選択は、ときに予想を難しくする。時期によっては、出走馬のほぼ全部が休み明けということも珍しくなく、これが下級条件となると、さらに予想は難解を極める。

予想にあたっては、調教タイムや所属厩舎のクセ、その馬の気性や過去の鉄砲駆けの実績などの要素で判断する。どの要素を重視するかはケースバイケースで、これは競馬に関する知識や経験に基づいて判断しているとしか言いようがない。

厩舎に関して言えば、おおむね6ケ月以内の休養であれば、リーディング上位の厩舎に限っては、積極的に狙っていっていいだろう。昨今の調教施設や技術の目覚しい進歩で、馬が休み明けでも能力を全開できるようになってきた傾向がある。また、厩舎に割り当てられた馬房数を有効に活用するため、短期放牧に出ている馬とのローテーションを考えると、少ない出走回数で効率的に勝ち星を上げる必要が高まったという事情もあるだろう。

鉄砲駆けの実績は、馬によっては信頼していい。もっとも信頼に値する馬というのは、休み明けに好い成績を残し、レースを重ねるごとに成績が低下していく馬である。いわゆる「使い減りする馬」だ。こうした馬は厩舎もわかっているので、高い確率で緒戦から勝負に来ている。気をつけなければいけないのは、相手関係に恵まれたり、たまたま馬の調子が良かったなど、偶然の要素によって好走したと思われる実績を過信することだろう。

ケガや体調不良が理由で休養していた馬の場合は、また違う考え方が必要だ。特に屈腱炎は再発する恐れがあり、どうしても無理が出来ない。骨折は患部が治癒しただけではレース中に同じ故障を起こす可能性があるため、入念に仕上げてくることが多いので、その馬の力が発揮される可能性が高い。しかし、馬自身が再度の骨折を恐れて加減して走る場合もあり、全幅の信頼を置くのは控えたほうが良いだろう。

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